普段コーヒー豆はどのように挽いていますか?コーヒーを淹れる直前に挽けば、粉コーヒーより新鮮なフレーバーが楽しめますが、実は使うコーヒーミルによってコーヒーの味が大きく左右されるのをご存知ですか?
コーヒー豆を挽くときの一番のポイントは、粒子を均一なサイズに挽くということ。粒子の大きさによって、お湯に触れる豆の表面積が決まり、その面積に応じてコーヒー豆のエキスが抽出されるスピードが決まります。粒子の大きさが均一であれば、一つ一つの粒子から均一に抽出されたバランスのとれたコーヒーになります。逆に粒子の大きさが均一でないと、一つ一つの粒子から抽出されるコーヒーの濃度もバラバラになります。細かい粒子からは過度に苦味や酸味が抽出され、粗い粒子からは美味しい部分が抽出しきれていない状態になり、本来の美味しさが半減してしまいます。
粒子の大きさを均一にするためには、臼式のバーグラインダーという種類のグラインダーがおすすめ。臼式の場合、挽かれた粒子が下に落ちていくようになっているので、余すところなく均一なサイズに挽くことができます。一方プロベラ式のブレードグラインダーの場合は、すでに粒子になった部分もまだ挽かれてない豆もミルの容器の中にあり続けるので、細かすぎる粒子や粗い粒子ができて不均一になります。臼式は手動のものだと2,500円位から購入可能です。
均一な粒子のサイズにすることに加え、適切な粒子のサイズにすることも大切。粒子のサイズは抽出器具と抽出時間によって決まります。基本的には、ドリップなら抽出時間が2分半程度と比較的短いのでグラニュー糖より少し大きいくらいの中細挽き、フレンチプレスのように漬け置きタイプは抽出時間が4分程度で長くなるので粗挽きです。ドリップでも、抽出時間が少し短めならより細挽き、長めならより粗挽き、といった具合でサイズを少しずつ調節してお好みの味を探してみてください。
おすすめのコーヒーミル

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コーヒーミル・セラミックスリム 本体価格:¥2,500
コンパクトでお手頃な高性能ハンドミル。セラミック製の臼を使用。

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セラミックミルC-90(ブラック) 本体価格:¥12,800
耐久性に優れたファインセラミックの臼歯を使用。粒子のサイズを9段階から選べます。

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ナイスカットミル(シルバー) 本体価格:¥27,500
業務用で使用されるハイカットミルのデザインをそのまま小型化。粒子のサイズを15段階から選べます。